土地
注文住宅
2019/05/28
安心できる土地探しのチェックポイント
土地探しをするとき、一体どんなところにチェックして探したら良いのかわからない!という方も多くいるかと思います。
住んでみなければわからないこともあるかもしれませんが、買って後悔しても買い直すわけにはいきませんよね。
今回は土地探しに失敗しないための確認すべきチェックポイントをご紹介いたします。
あなたの土地探しにぜひ役立てていただければと思います。
土地探しのチェックポイント/周辺環境
土地を探すなら、土地だけでなく周辺環境にも気を配る必要があります。 そこでの生活をイメージしながら見て、歩いて、としてみるとその土地の良さや問題点に気づくことができます。
土地探しのチェックポイント(周辺環境):1.最寄の駅やバス停までの所要時間
不動産会社などからもらう土地情報には、ほとんどのケースが最寄りの駅やバス停までの所要時間が記載してあります。 この所要時間は、徒歩の場合は1分あたり80m、車の場合は1分あたり400mで計算しており、直線距離でなく、実際の道のりをベースにしています。 ただし、目的地の「敷地に接するまで」の最短距離がベースになっているので、例えば駅が目的地であった場合に、改札まで歩く時間や改札をぬけてホームに到着するまでの時間などは算入されていません。 また、信号や踏切などの待ち時間も算入されていないので、注意が必要です。 面倒かもしれませんが、自分で実際に所要時間を測ってみる事をオススメします。
土地探しのチェックポイント(周辺環境):2.駅や学校までの人通りはどのくらいか
駅や学校までの人通りの多さは、防犯面で重要です。 できれば夜の状況も確認することをオススメします。 あまり人通りがなかったり、街灯のない道を通る必要があれば、女性には特に不安かもしれません。 子供の通学路としても、適度に人通りがあった方が安全かと思います。
土地探しのチェックポイント(周辺環境):3.電車・バスの利便性はどうか
通勤・通学などで電車やバスを使う方は、できれば通勤・通学時間に実際に乗ってみることをお勧めします。道路の混み具合や乗り継ぎのスムーズさ、乗り過ごしてしまったときは次は何分後にくるかなどを確認します。 インターネットなどでも調べることができますが、電車やバスは1本乗る時間が違うだけで、混み具合がまるでちがうことがあります。 実際に乗ってみてわかることが多くあるので、できれば実際に乗車して確かめてみましょう。 駅まで自転車で行くなら、駐輪場の空き状況なども確認しておくのも大切。
土地探しのチェックポイント(周辺環境):4.日常生活の利便性はどうか
日常生活の利便性として、スーパーや病院、銀行などが近隣にあるかをチェックしておきます。
コンビニなど深夜営業をしている店舗が近い場合は、便利ではありますがそこが溜り場となって騒がしくないか、夜の雰囲気も確認しておいた方が良いです。
土地探しのチェックポイント(周辺環境):5.前面道路の交通量は多くないか
お子様がいる家庭では特に安全面を考え、その土地の前面道路の交通量もチェックしたいポイントです。 また、騒音や排ガスなどの公害の問題もあります。 できれば夜間にも、交通量が多く睡眠を妨げるほどの騒音がないか確認するとより良いかと思います。
土地探しのチェックポイント(周辺環境):6.子育てのしやすい環境か
子育てについては、なにをもって育てやすいとするかは人それぞれですが、次の点を気にされる方が多いようです。
①公園などが多く、子供の遊べる環境が充実しているか
②近隣に同世代の子供が多く、小児科や子供用品店、学習塾などが充実しているか
③学区の学力レベルはどうか
週末の午後などに、希望する土地の近隣公園に足を運んでみましょう。
同世代の子供が遊んでいるかなど、大体の雰囲気をつかむことができます。
学力レベルについて調べるのは困難だと思いますが、学習塾の多い地域はそれだけ需要があるということなので、学力レベルの高い地域である可能性があります。
土地探しのチェックポイント(周辺環境):7.子供の通学路に歩道はあるか
子供の交通安全のために、通学路に歩道が整備されているかどうかも重要なところ。
歩道もなく、車通りの多い道を通らなければならないのであれば不安もあるかと思います。
実際に通うことになる学校までお子さんと歩いてみるのも良いかと思います。
土地探しのチェックポイント(周辺環境):8.高齢になったときも住みやすいか
生涯そこで暮らすなら、高齢になった時の住みやすさも大切。 坂道の多い地域でないか、長い階段の上り下りが必要な場所でないか、近隣に病院や商業施設があるかなども確認しておきましょう。
土地探しのチェックポイント/隣地の状況
いくらその土地が良くても、隣地の条件によっては、価値が半減してしまうかもしれません。 隣家とのトラブルが発生しないよう、購入前から調べられることは調べておきましょう。
土地探しのチェックポイント(隣地の状況):1.隣に日当たりを遮る建物が建つ予定はないか
隣に大きな空き地などがある場合、そこに日当たりを遮る建物ができないかどうかは気になりますよね。 実際に現地へ足を運び、高層の建物が建つ予定の標識などがないか確かめたり、役所で確認することもできます。
土地探しのチェックポイント(隣地の状況):2.隣家との間隔は十分とれそうか
すでに隣家がある場合は、隣家の外壁が敷地に寄りすぎていないか注意しましょう。 建物は隣家との境界線から50cm以上離すことが民法によって定められていますが、防火地域・準防火地域であって隣家の外壁が耐火構造であれば、建築基準法により外壁を境界線いっぱいまで設ける事が可能です。 隣家が敷地に接しすぎていると、その分景観が悪くなったり、建築に制限を受けることになります。
土地探しのチェックポイント(隣地の状況):3.プライバシーが保てる場所かどうか
隣家とお互いのプライバシーが保てるかどうかも重要なポイント。 密集地に家を立てる場合には、プライバシーについて法的な制限を受けます。 民法では、境界線から1m未満の距離において他人の宅地を見通すことのできる窓又は縁側(ベランダを含む)を設ける者は、「目隠し」を付けなければならないとしています。 では、見える方と見られる方のどちらが目隠しを設置するかという問題ですが、判例上では後から建築した方が設置するとされています。 目隠しをつけると、方法によっては採光がうまく取り入れられないこともあるので、設計段階でこれについては考慮しておくべきです。
土地探しのチェックポイント/土地情報
大切なのは、「土地の目に見えない部分にも注目すること」。
目で見てわからないところにも、その土地の良し悪しを判断する要素はあります。
土地探しのチェックポイント(土地情報):1.地盤の弱そうな土地ではないか
土地の地盤が弱い場合、数百万円という工学の地盤補強工事が必要となるケースがあります。 また、周辺の家の外壁なども確認し、ひびが入っていないかどうかも確認しておいた方が良いです。
土地探しのチェックポイント(土地情報):2.災害に遭いやすい土地ではないか
大雨による河川の氾濫や地滑り、地震や津波など自然災害に遭いやすい土地でないかどうかは土地探しにおいて重要なチェックポイントです。
土地を紹介してもらう不動産会社には、過去の被災状況についてもしっかり確認しておきましょう。
自分で調べるのであれば、各自治体毎に「防災マップ」という被災しやすい地域や避難場所を記載した資料があるケースもありますので問合せてみてください。
土地探しのチェックポイントまとめ
土地探しでは、周辺環境や隣地の状況、土地の目に見えない情報にもチェックする必要があります。
買ったあとに後悔することのないよう、今回ご紹介した内容を参考にしていただき、チェックして見てください。