注文住宅
2019/05/30
家を買うタイミングはいつ?代表的な例もご紹介!
「そろそろマイホームを買おうかな」と考えていても、なかなか踏ん切りがつかずに購入のタイミングを見極めている方も多いでしょう。
「買おうと思ったけど、とりあえずもうちょっと先でいいか」など、それぞれ理由はあるものの、「まだいいや」が続き、どのタイミングで買えばいいのかわからなくなることも少なくありません。
そこで、今回は家を購入した方のよくあるタイミングと、そのメリットや注意点もご紹介していきます。
家を買うことを検討しやすいタイミング
家を購入した方たちによくある「買ったタイミング」についてご紹介していきます。
家を買うタイミング:1.結婚したとき
結婚が決まった段階で「家を買っちゃおう」と、婚約中からマイホーム探しを始めるカップルも珍しくありません。「賃貸に住むより最初から家を買った方がローンも早く終わりそう」などの理由から結婚を機にマイホーム購入に踏み切っている方が多いようです。
たしかに、結婚したときに家を買うことのメリットのひとつは早くに家を買うとローンの支払いが早く終わること。例えば、30歳までに35年の住宅ローンを組むと65歳の定年までに住宅ローンを返すことができます。
また、30歳で35年ローンを組むことができれば、ボーナス返済なしでも65歳までに住宅ローンを完済することができます。そのため、ボーナスを貯金に回すことができ、将来の子供の教育費についても貯金で対応ができます。
また、共働きならば不動産ローンで優遇されやすくなります。
しかし、現在の生活だけではなく、出産や育児で休職や退職といった共働きができなくなるなど、ライフスタイルが変化していくことも考慮にいれておく必要もあります。長期的なライフプランをできる限り具体的にイメージしておきましょう。
家を買うタイミング:2.出産
家を買うタイミングで最も多いと言われているのが、子どもが産まれたときです。
子どもが産まれるタイミングで住宅を購入することのメリットは、子どもがリビングで勉強できるようなスペースをあらかじめ作っておいたり、将来的に増える子どもの荷物を片付ける大容量の収納スペースを設けておいたりと、具体的な間取りをイメージしやすいという点です。
また、住宅ローンを借りる場合でも、子どもの成長に併せた返済プランを考えることができるため、将来的な資金計画が立てやすいというメリットもあります。
夫婦の関係がより強固となる新しい家族の誕生のタイミングですので、しっかりと「家族像」をイメージしながら家づくり・家の購入ができることでしょう。
しかし、お子さんを育てながら住宅ローンを支払うことは思いの外経済的な負担がかかります。妻の出産・育児で世帯収入が減る可能性もありますので、家族のためにも教育費と住宅ローンの両立ができる資金計画が必須です。
家を買うタイミング:3.子供の入学(進学)
お子さんの進学などを機にマイホームを購入する夫婦も、珍しくないパターンです。
特に、我が子を公立の学校に通わせようと考えている場合には、“学区問題”も気になるテーマとなるため、子どもが通う学校を基準にマイホームを探し始める夫婦も少なくない傾向にあります。
メリットとしては、住む地域が決まっていれば、子どもが小学校を卒業して高校進学にいたるまでの人生のプランニングがしやすくなることです。
また、購入時期を遅らせることで、手元資金を貯めやすいのもメリットでしょう。購入の頭金とすることもできますし、逆に頭金には回さずに手元資金として残しておいて不測の事態に備えておくこともできます。当然、頭金が多めにあった方が銀行からの信用度も高くなります。
しかし、本格的に家を探し始めたタイミングが遅いと、お子さんの入学までに希望学区内に納得できる物件に巡り会えず、入学の時期を過ぎてしまった、、、となってしまう可能性も。余裕をもって早めの行動をしておきましょう。
社会的に家を買うタイミングに最適といわれる時期
個人的なタイミングとしては家庭の事情に合わせて家の購入を検討するというケースが一般的でした。それでは社会的に家の購入に最適といわれる時期はいつでしょうか。
社会的に家の購入に最適な時期は、経済状況や国の制度が変わるタイミングといえるでしょう。具体的には、消費税の増税などの増税前、オリンピックなどの大規模なイベントの前後、低金利で有利な条件で住宅ローン融資が受けられる時などが挙げられます。テレビや雑誌では「今がマイホームの買い時!」などといった大胆で魅力的な予測が出されることがあります。ですが、外部の情報を鵜呑みにするのではなく、あくまで検討材料として冷静に判断するようにしましょう。
家を買う自分にとってのベストタイミングは?
結論からいえば、この時期が正解!というよりは、自分や家族が必要だと思った時期とシンプルに考えて良いかと思います。家族間でよく相談し、社会的に最適な時期はあくまでも目安であることを念頭に置いて、自分にとっての最適な時期を見極めることが大切です。
また、そのベストタイミングがくるまでにしっかりとした準備をしておくことも大切です。家の購入には何よりも資金が必要です。理想の家を購入できるように資金計画を事前に立てておくことが、後悔しないマイホーム購入につながります。
家を買うタイミングは時期を見極める力と計画性が大切
「同世代の人が購入しているから」「金利が良いらしいから」といったあいまいな理由でマイホームを購入するのは失敗の原因になります。周りの情報に流されるのではなく、今が購入のタイミングか、そうではないのかしっかりと考えて答えを出しましょう。
また、マイホームは自分だけの問題ではないので、購入の時期は一緒に住む家族と相談する時間を作りましょう。
相談していく中でそれぞれの要望が出てくるはずなので、しっかり話し合い、良い家づくりにつなげてくださいね。