建売住宅
注文住宅
2019/05/31
建売住宅とは?注文住宅との違いやメリット・デメリットも徹底解説!
憧れの一軒家が欲しい!と思ったとき、調べているとよく目にするのが「建売住宅」「分譲住宅」「注文住宅」の文字。
今回は、この中の「建売住宅」についてご紹介していきます。
建売住宅とはなにか?注文住宅との違いや、建売住宅がどんな人に向いているか?など、お伝えしていきます。
そもそも「建売住宅」とは?
一軒家(戸建住宅)のうち、自分好みにデザインを最初から組み立てていくものが「注文住宅」、分譲住宅地にいくつもの同じような形で建てられ、分けて販売されるのが「分譲住宅」、そして既に建築されたものを販売されるのが「建売住宅」です。
一般的に「分譲住宅」もすでに建設済みの状態で販売されることもあるため、「建売住宅」と「分譲住宅」は、ほぼ同じ意味と捉えて良いでしょう。
建売住宅のメリット・デメリット
では、建売住宅にはどのようなメリット、デメリットがあるのでしょうか。 注文住宅を比較してそれぞれご紹介していきます。
建売住宅のメリット:1.価格が比較的安い
一般的な住宅市場では、注文住宅に比べて建売住宅の方が価格が安い傾向にあります。
その理由は、建売住宅の販売方法にあるといえます。
そもそも建売住宅とは、一般的に土地と建物がセットで売られている住宅のこと。
個人の要望に合わせて作られる注文住宅とは違い、まとまった土地を区切って数棟から十数棟という規模で一気に建設されるというのが建売住宅の特徴です。
建設会社が土地をまとめて購入し、複数の住宅をいっぺんに建設するため、注文住宅に比べると価格相場がやすくなる傾向にあります。
また、建売住宅だからといって、必ずしも注文住宅よりグレードが落ちるわけではありません。
一度に複数の住宅を建設すれば、材料調達や人件費などのコスト面でも有利になります。その分のコストを住宅のグレードに回すこともでき、安くても高級感のある建売住宅も決して少なくありません。
建売住宅のメリット:2.出来上がった家を直接見れる
建売住宅では出来上がった家を直接見ながら購入を検討できるので、自分が住んだ時のイメージを描きやすい点も建売住宅のメリットといえます。
また、街の景観を考慮しながら計画的に建てられるため、街並みに統一感があることも多く、ある程度利便性の高い土地に建てられることも特徴の一つです。
建売住宅のメリット:3.気に入れば即購入・即入居が可能
建売住宅を購入することの大きなメリットは、即購入でき即入居できること。
土地や周辺環境、家さえ気に入りさえすればスムーズに動き始めることができることは何にも代えがたい有利なポイントです。転勤ですぐ家が欲しい、子供の新学期に合わせて転居したい、というご家族の節目にも合わせやすい方法かもしれません。
建売住宅のメリット:4.ローンの相談事項が少ない
土地代と建物代で明確に価格が決められている建売住宅は、ローンの相談事項が少ないのも嬉しいポイント。
土地と建物をまとめて購入できるので、「この家が良い」と思える家に出会えば、取扱業者へ相談し手付金をうち、あとはローンを組めば良いので、早く家が欲しいという方にとっては、この点も大きな利点となるはずです。
建売住宅のデメリット:1.売りやすい家のつくりや間取りであること
建売住宅は、売りやすい家のつくりや間取りになっています。
基本的に誰でも使いやすく住める家とも言えますし、無難な家と捉える方もいるかもしれませんね。
そのため、家は自分なりのこだわりを反映したい、という方には少し物足りなさを感じるかも。
また、コンセントは設計者が家具を想定して配置していますが、実際に住む人がそこに置くとは限らないので、延長コードを使ったり、、、ということもあるかもしれません。
建売住宅のデメリット:2.設備の追加に多額の金額が必要なことも
防犯上どうしてもシャッターが欲しい、などと行った場合、後付けにすると値段が張って驚いた方も少なくありません。購入しようとしている建売住宅に、求める設備が装備がきちんと備わっているか、不足している場合は追加するならいくらかかるかなど、きちんと確認する必要があります。
特に、舗装や塀、車庫(カーポート)など、「引っ越してからいい」と思っていても結果的にすぐ必要で、多額の金額を用意しなければいけなかった、、、ということもあるのできちんとチェックしておきましょう。
建売住宅を探す際の注意点
それでは、建売住宅を購入するときに探す際にはどのような点に注意が必要でしょうか。
建売住宅を探す際の注意点:1.アフターサービスのチェック
建売住宅以外にも言えることなのですが、どのようなアフターサービスを受けられるのかは住宅購入の際に非常に重要です。
購入を決める前に十分な検討をしたとしても、実際に住んでみて不具合が出てくることが十分にありえます。
そのような場合に、十分なアフターサービスを受けられないと苦労することになるので、アフターサービスの内容もとても重要なポイントです。
建売住宅を探す際の注意点:2.環境にも目を向ける
建売住宅を購入する際は、住宅だけ見ればいいわけではありません。
近くに病院はあるか、駅までのアクセス、お子様がいるなら登校しやすい立地であるか、公園はあるかなどにも注目しておくことが大切です。このような環境面にも目を向けておくことで、住みやすさに大きな影響が出てきます。
また、夜の環境チェックも大切。夜の街灯の数や明るさなども、夜も安心できる環境かどうかはしっかり確認しておきましょう。
建売住宅はこのような人に向いている!
建売住宅のメリットなどをお伝えしていきましたが、それをふまえた上で建売住宅はどんな方に向いているのかご紹介していきます。
予算をできるだけ抑えて購入したい方
建売住宅は「新しく住宅を購入して住みたいけど予算はあまり多くない」という方に向いています。 さきほどもお伝えしたように、まとまった土地を区切って数棟から十数棟という規模で一気に建設されるというのが建売住宅の特徴です。そのため、価格相場が安くなる傾向があります。
事前によく確認したい方
建売住宅は基本的にすでに完成している住宅のため、実物の建物(あるいはオープンハウス)へ見学に行くことができます。 そのため購入前に、見た目や間取り、内装、立地、利便性などを確認できます。これは事前に自分の目で確認してから決めたいという方には嬉しいポイントですよね。
時間や手間が惜しい方
建売住宅は契約から入居までの期間が短いというメリットがあります。基本的にすでに出来上がっている住宅を購入することになるため、できるだけ早めに引っ越しをしたい!という方に向いていると言えるでしょう。 また、建売住宅はさらに土地と住宅を同時に購入するという特徴があります。注文住宅であれば土地と住宅を別々で購入することが多いので、建売住宅の場合は比較的、手間が少ないともいえます。こういったことから、建売住宅は、現時点で土地を所有していない方にも向いているといえます。
買ってよかったと思える建売住宅を
賃貸のように、一軒家は住み直しがそう簡単にできるものではありません。
また、注文住宅ならではの良さがあるように、建売住宅にも建売住宅ならではの良さがあります。
住み直しが簡単にできない大きな買い物だからこそ、じっくりご家族で相談していただき、今回ご紹介した内容もマイホームを買うときの参考にしてみてください。