省エネ住宅ってどんな家?

2019年6月3日

「省エネ」という言葉、よく耳にしますよね。 省エネ住宅とは、文字の通り、「エネルギー消費が少ない家」のこと。 省エネ住宅というと、太陽光発電やエコキュートなどの設備をつけることで、「電気代がちょっとお得になる」くらいの認識が一般的かもしれません。
ですが、もしこれから新しい家を建てようとお考えでしたら、ぜひ、省エネ住宅について知っていただきたいと思います。 なぜなら、省エネ住宅について知っておかないと今後後悔することがあるかもしれないからです。
そこで今回は、省エネ住宅についてご紹介していきます。

省エネ住宅とは?

省エネ住宅(省エネルギー住宅)とは、毎日の生活で使用される冷暖房や給湯、家電製品などによって消費されるエネルギーを少なくするように設計された住宅のことです。 具体的には、壁や床、天井に断熱性の高い断熱材を入れ、家全体の気密性を高めることによって、冷暖房した室内の空気が外に逃げないようにしたり、熱効率の高い給湯器を使ったりすることによって、消費エネルギーを減らせるのが省エネ住宅です。
また、「エネルギーを減らす」だけではなく、太陽光発電などによって「エネルギーを創る」ことができるのも、省エネ住宅の機能の一つです。

省エネ住宅が注目されるようになった背景

超大型台風、異常高温、干ばつ、洪水など、甚大な自然災害が世界各地で起こっています。 特に近年は顕著です。このような異常気象の原因の一つが、地球温暖化だと言われています。
地球温暖化の原因の一つは二酸化炭素です。 全国地球温暖化防止活動推進センターの家庭部門における二酸化炭素排出の動向によると

・日本における二酸化炭素排出量は12億6500万トン。その中の15%が家庭からの排出で、この割合は増加傾向にある
・家庭からの二酸化炭素排出量の半分が電気によるもの。冷暖房や給湯、照明・家電製品などから多く排出されている

このような現状から、増え続ける家庭から排出される二酸化炭素を減らす必要が出てきたのです。

省エネ住宅に必要な要素

従来の基準は、建物の外皮(壁や窓など、冷暖房する空間と外気を仕切るもの)の熱性能だけで評価するものでした。 一方、新基準では、「外皮の熱性能」に加えて、「一次エネルギー消費量」も評価基準に加えられました。
「一次エネルギー」とは、石油などの化石燃料や原子力、水力、太陽光など、自然から得られるエネルギーのこと。一方、電気や灯油、都市ガス等は、一次エネルギーを加工して作られているので「二次エネルギー」と言います。
「一次エネルギー消費量」とは、冷暖房や換気、照明、給湯等で使われる二次エネルギーの合計を、一次エネルギーに変換したものです。 「一次エネルギー消費量」が少ないほど、「省エネ住宅」ということになります。
エネルギーの消費量を減らすために、高気密高断熱にすることによって、冷暖房した空気が部屋の外にもれないようにしたり、「エコキュート」のような省エネルギータイプの給湯設備にしたりするなどの工夫が必要です。
また、エネルギー消費量を減らすことに加えて、太陽光発電ができる設備を屋根の上に設置して、エネルギーを「創り出す」ことによって、エネルギー削減量として差し引くこともできます。
家の外観や内観のリフォームは簡単にできますが、高気密高断熱といった基本性能はリフォームでは簡単に性能向上できません。 つまり、これから建てる家は、省エネ住宅の基準に合っているかを、設計時から考慮しておく必要があるのです。

省エネ住宅_2

「新築住宅に対する省エネ義務化制度」とは?

2020年に開始予定であった「新築住宅に対する省エネ義務化制度」。
こちらは延期になりましたが、エネルギーの消費量が年々増加するなか、住宅部門においても省エネ・地球温暖化対策についての対応が求められています。 この先、体制が整えば省エネ義務化制度が実施される可能性は高いでしょう。
省エネ義務化について、詳しくはこちら
省エネ義務化でこれからの住宅に求められるもの

省エネ住宅、基準に適合しない住宅は今後どうなる?

今後、省エネ義務化制度が実施されるならば、言い方を変えれば、実施されるまでは旧基準で家を建てることができます。 しかし、義務化されれば改正省エネ基準で建築していない住宅の評価は下がる可能性が高いといえます。
あとで後悔しないためにも、これから家を建てる方は、建てる家が省エネ住宅についての基準に合っているかを考慮しておいた方が良いかと思います。

省エネ住宅についてのまとめ

今後、価値があり、長く住める住宅を建てたいとお考えでしたら、「省エネ住宅の基準を満たしているか」確認されるのをお勧めします。
省エネ住宅のメリットについて知りたい方はこちらから
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2019年6月3日