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省エネ住宅

費用・お金

2019/06/03

省エネ義務化でこれからの住宅に求められるもの

2020年に開始予定だった「新築住宅に対する省エネ義務化制度」は延期に。
しかし、エネルギーの消費量が年々増加する中で住宅部門においても省エネ・地球温暖化対策についての対応が求められています。 今回は、省エネ義務化とはどのようなものなのか、それを見据えてこれからどんな住宅を建てるべきか、省エネ住宅を建てるときのポイントをご紹介していきます。

省エネ基準の義務化とは?

省エネ基準とは、「建築物省エネ法」に基づいて定められている、建築物のエネルギー消費性能を表す基準のこと。なぜ義務化されようとしているのでしょうか。

省エネ基準の義務化の理由

資源エネルギー庁の調査によると、住宅・建築物部門のエネルギー消費は全エネルギー消費量の3割以上を占めています。産業・運輸部門などと比べてもエネルギー消費の伸び率は高く、2011年までの20年間で約25%も増加。二酸化炭素排出量は、48.1%も増えているのです。
このような状況の中、省エネ基準も1980年から段階的に強化されてきました。 ただし、2020年度において予定されていた義務化では、小規模住宅(注文住宅・分譲住宅・建売住宅)と小規模建築物は除外されています。 今回延期になった理由には、現段階で基準適合に対応するのが難しい事業者数が多いことが挙げられています。つまり、将来的にこの問題が解消されれば、再び住宅の省エネ義務化に向かう可能性が高いと言えるでしょう。

省エネ住宅_2

省エネ住宅を建てるときのポイント

省エネ住宅を実現するためには、「断熱」「日射遮蔽(しゃへい)」「気密」の3つが対策の柱となります。

省エネ住宅のポイント:1.断熱

夏、冷房を入れると外気よりも室内温度が低くなるため、熱は室外から室内に移動します。 逆に冬の暖房では、外気よりも室内温度が高くなるため、熱は室内から室外に移動します。 壁、窓、屋根、床など(外皮)を通した、こういった熱の移動を少なくすると、効率のよい冷暖房ができます。 壁、窓などの住宅外皮から逃げる熱損失を外皮面積で割って求める「UA値」の数値が低い程、断熱性が高く省エネ性能が優れています。

省エネ住宅のポイント:2.日射遮蔽(しゃへい)

夏に室内の温度が上がる最も大きな要因が、外部からの日射熱です。そのため、夏は、日射を遮蔽し、室温の上昇を抑えることで、冷房に必要なエネルギーを削減する必要があります。 住宅の日射遮蔽性能は「ηA値(イータエー)」で表します。日射量のうち、室内に侵入する日射量の割合を外皮全体で平均した値のことで、これも数値が低いほど省エネ性能が優れています。

省エネ住宅のポイント:3.気密

住宅に隙間があると、そこから空気が出入りして室内と室外の熱が移動します。昔の日本家屋は寒い(暑い)と言われるのは、この隙間が多いからです。 この隙間を減らすことが気密性を高めるということですが、ただみっちりと外気から閉じこんでしまえばよいというわけでもありません。換気量を確保した上で、必要以上の熱の移動を減らすように考えます。

「断熱」「日射遮蔽」「気密」を確保するための基本は、壁や屋根など外気と接する部分にしっかりと断熱材を施工することです。 また、窓やドアなどの開口部からの熱の出入りが大きいため、開口部の断熱性を高めることも重要です。窓の断熱性能は年々進化しています。木やプラスチックなどを使った断熱サッシや、複層ガラスなどを組み合わせて断熱性を確保してください。 日射遮蔽は、暮らし方で高めることもできます。窓の外に植栽を行なう、グリーンカーテンを作るなどのほか、よしずやオーニングでの遮蔽も有効です。

省エネ義務化に備えて

新築住宅に対する省エネ義務化は延期されましたが、特に一戸建て住宅は将来の義務化に備えて省エネ化に取り組むことが大切です。 省エネルギー化は住み心地が快適になるだけでなく、光熱費を節約することもできます。 また、将来売却するような場合でも、大きく価値が下がるような心配もありません。 これから家を建てることをお考えの方、省エネルギー化についても注目してみてください。

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